宿番号:325364
なにわ一水のお知らせ・ブログ
新しいREGAL
更新 : 2008/4/6 7:09
今日から新しい靴です。
数年ぶりに靴を新しく買いました。
新入社員として、社会人として初めての一歩を踏み出したときから(もう何年前かなぁ?)
私はリーガル(REGAL)のローファーをずっと履いています。
この靴で何代目か分かりませんが...
なぜか1つの同じ靴を履き続けてしまいます。
気に入っている理由は、
1.長持ちする
2.靴墨で磨けばピッカピカになる
3.自分の足にぴったり(革がなじむ)
4.仕事柄すぐに靴が脱げて、また直ぐに履ける
5.靴べらがいらない
6.お客様に対して悪い印象を与えないシンプルさ
7.気に入っているので他を選ぶ気がしない
8.モデルチェンジをしない(廃盤にならない) などなど。
でも、本当の理由は「大切な思い出」があるからです。
旅館業に入り、初めて大手の旅行会社さんに行き、営業をした時、
ある旅行会社の所長さんが私をお酒の席に誘って下さいました。
初めての接待で私は少し緊張していたと思います。
その所長さんには、私より少し年下の息子さんがいらっしゃるのですが、
同じ世代の私に対してとても親切に接して下さいました。
それ以来、よく一緒にお酒を飲みに連れていってもらいました。
お酒の席では、いつも所長さんの息子さんの自慢話されていましたが、
それだけではなく、私のために旅行業界・旅館業界で必要な情報を教えていただき、
私にとってはお酒の席で大切な勉強をさせてもらいました。
それだけではなく、私が営業する際のアドバイスや多くのキーパーソンとなる方を
その所長さんから教えていただきました。
ある夜、その所長さんと一緒にクラブに行きました。
営業を終えて、砂埃で白く汚れた私の靴「リーガルのローファー」を見て、
所長さんは、
「男は、足元が大切だよ。夜の クラブのママ や ホステスさん は、
男の価値を靴で見極めるから、こういうお店に行くときは、きちんと綺麗に靴を磨かなきゃ」
「だよね?ママ。そうすれば常務(私のこと)はもっと男の価値を上げれるよ。」
と話してくれました。
それ以来、私が出張に出かける際には必ずリーガルのローファーを靴墨とブラシで
綺麗に磨くようになりました。
悲しいことに、私に対してとても良くしてくれた所長さんは、
それから数年後に病気で亡くなられました。
楽しく一緒にお酒を飲んだ思い出は忘れることができません