一畑バスでは、懐かしい「青バス」が走っています。



一畑の路線バスといえば、昭和５０年代まではこの「青バス」でした。
今年一畑グループ１００周年事業のひとつとして、復刻カラーのバスが
松江市内を走っています。

今でこそワンマンバスが主流ですが、以前のバスは中央に乗降口が１箇所で
車掌さんがドアを開閉し、腰にバッグをぶら下げて切符を販売していました。
切符にパンチで穴をあけたり、お金のやりとりをしたり、次の停留所をアナウンスした
りと立ち働いておられる姿は、子供心にとても印象的でした。

さすがにボンネットバスに乗った記憶ははっきりとはないのですが、
覚えているのはその当時のバスの方向指示器です。車体の両端に取り付けられた
下向きの赤い矢印が、曲がるときには９０度跳ね上がって合図するのです。
周囲への視覚効果がどれほどあったのかはわかりませんが、とにかく感心して
見ていました。
運転手さんのすぐ隣の席は特等席で、座るとワクワクしました。
石橋町の曲がり角の多い道を建物にぶつかるようにすり抜けていく運転技術には
心から尊敬しました。
この頃はバスに乗る機会が少ないですが、大事な生活の足には違いないですね。
だんだん。