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THE 冬の味覚!
更新 : 2013/1/14 8:53
ご覧頂きありがとうございます。
昨日とはうって変わって本日は寒いですね...
なんだか雪が降るとか降らないとか。何より交通機関が心配です...(笑)
体調管理には十分留意なさって下さい。
...さて今回のネタは、冬の味覚、そして茨城県の名産、あんこうです。
「東のアンコウ 西のフグ」と並び称される茨城県を代表する冬の味覚のあんこう。
つぶれたような平たい魚体、大きな頭、巨大な口には鋭い歯が並ぶグロテスクな魚です。しかし、姿に合わずその味は淡白でコラーゲンたっぷり、肉は脂肪が少なく、低カロリーなため、女性にも人気です。
いばらきのあんこうは11月〜3月までお楽しみいただけます。特に肝が肥大する12月〜2月が美味しい時期と言われています。
あんこうと言えば「あんこう鍋」。これはもともとあんこうが商品価値がなかった頃、漁師が漁船の上で体を温めるために作って食べた“どぶ汁”が始まりです。味噌、肝汁を出汁でのばし、あんこうの七つ道具と野菜を入れて煮込んで作ります。七つ道具とは、皮・トモ(尾の部分)・柳肉(ほお)・えら・ぬの(卵巣)・水袋(胃)・きも(肝臓)のことで、それぞれ違った歯ごたえ、味わいがあり、これもあんこう鍋の楽しみの一つです。
特にあん肝は「海のフォアグラ」と称されるそうですね。凄く美味しいですよね。あん肝。
通常、私たちが目にすることができるのは圧倒的にメスです。これはオスよりもメスの体のサイズが極端に大きいことに起因しています。チョウチンアンコウでは、メスとオスの体重差が実に100 倍以上。
その繁殖習性も驚きです。出会いの頻度の少ない深海では、大きなメスを見つけたオスがメスに噛みつき、やがてお互いの皮膚が合わさって血管でつながります。
寄生したオスは全栄養をメスに依存し、究極のヒモ生活……と思いきや、主導権は完全にメスが握ることに。繁殖期の産卵時に精子を放出させられたオスは用無しとなり、血流が遮断され、萎縮してメスに吸収されてしまいます。
鍋料理でおなじみのキアンコウも、食用になるほど大きなオスはいないため、食卓に上るのはメスだけです。チョウチンアンコウほど豪快な繁殖習性はないといわれますが、まれにメスの胃袋からオスが出てくることもあります。魚界でも身心共にメスに捧げるのがオスの宿命のようです。
魚界の吸収合併...恐ろしいです、あんこう(笑)
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