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山中節の歴史
カテゴリ:かがり吉祥亭☆トピックス 2012年7月9日(月)〜
更新 : 2012/7/18 11:56
1300年の歴史を持つ山中温泉。
そこで生伝統文化の1つ「山中節」の歴史をご紹介します。
山中節はその昔、山中温泉周辺の農村で歌われていた盆踊りの『甚句』(日本の伝統的な歌謡の一形式)であったものが時の流れと共に変化し、三味線調のお座敷唄「山中節」となりました。
テンポの良い「甚句」がどのように変化し、民謡の中でも難曲とされるゆっくりとした曲調の山中節になったのでしょうか。
それには山中の発展を支えた「北前船」が大きな役割を果たしているのです。
北前船とは、江戸から明治にかけて活躍した廻船…貿易船のようなもの。
瀬戸内から北海道の松前まで、日本海側を航行し、
各地で積み荷を販売、流通の要となっていました。
その北前船の船員たちは冬に一年の仕事を終えた疲れを癒すために山中に湯治にきていました。
そして、温泉で癒されている間、出稼ぎ中に習いおぼえた「松前追分」を口づさみ、
それに聞き惚れた浴衣娘が聞き覚え、山中流に歌い変えたことから生まれた唄だとされています。
長い歴史と文化交流から生まれた唄「山中節」。
是非聞いてみたい!という方に朗報です。
姉妹館「吉祥やまなか」で開催している「舞唄の夕べ」では「山中座」に出演の熟練芸妓衆による、温泉情緒漂う伝統の唄と舞で「山中節」を披露いたします。
『吉祥やまなか』ロビーラウンジにて、火・木・土・日・祝前日の20:45から開演、無料でご鑑賞いただけます。
ご宿泊の際はぜひお越しください。
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