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伊香保温泉 旅館 よろこびの宿しん喜のお知らせ・ブログ
富岡製糸世界遺産へ!上州シルク会席誕生秘話その4
更新 : 2014/6/12 15:17
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2010年、当館だけのオリジナル会席を作ろう!
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“シルクと桑”は当館の中でも少しずつ定着してきました。
桑というとお客様からは
・子供の頃に食べた“桑の実”
・若い葉っぱを「天ぷら」にして食べたこと等、
なつかしい思い出が聞かれました。
一方、シルクはいうと、
「えっ、シルクって食べられるの?」
という驚きの反応がほとんどでした。
2007年のオープン以来、地元産の食材にこだわってきた当館は、2008年の春、群馬県から「ぐんま地産地消推進店」に認定して頂きます。そして現在は「推進店」から「優良店」になりました。
シルクと桑、そして群馬の豊富な食材を使って、この宿にしかない「シルクをテーマにした会席」を作ろう! ということで、2010年夏に計画がスタートしたのです。
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でも、いきなり「壁」が...!
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こんな経緯でスタートした「上州シルク会席」ですが、企画を練り始めてみると、いきなりカベにあたってしまいます。
これまで料理に使ってきたのはシルクパウダーと桑の葉抹茶。どちらも粉状のもの。これを混ぜた形で料理を作っていたのですが、
「シルクをテーマにした会席なのに、
シルクがイメージできなくていいのか?」
という心配が出てきてしまいました。
シルクをイメージした【何か】が決定的に足りない。
それがいきなりのカベになってしまいました。
ちょっとこれには料理長も私も悩みました。
う〜ん、本当にできるのかな?
何日も考えて、でもアイデアが出てこない。
時間はどんどん過ぎていきました。
そんな時、あるところに飾ってあった「糸巻き」を見て、ひとつ思いついたのです。
これと同じもの、料理で作れないかな?と。
料理のプロでない者だから出てきた発想かもしれません。
見ている分には、出来そうだなあ...と。
しかし、それは、調理部にいろいろと細かなお願いが
始まった瞬間だったのでした。
・・・つづく・・・
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