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伊香保温泉 旅館 よろこびの宿しん喜のお知らせ・ブログ
富岡製糸世界遺産へ!上州シルク会席誕生秘話その5
更新 : 2014/6/15 17:10
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養蚕〜生糸〜絹織物 を料理で表現したい
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古くからの群馬のシルク産業には“大きな特徴”がありまして、それは【養蚕〜製糸〜織物】の全部の工程がバランス良くそろっていて、しかも全部が全国トップレベルだったということです。
もっと言いますと、全部がハイレベルでそろっていたのは群馬だけだったのです。
それなら、この工程を料理で表現しよう!
それも先付で♪
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「桑の木豆」を求めて岐阜へ
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養蚕〜織物までの先付を作るにあたって、いろいろ知恵をしぼっていた料理長から【ある食材】をインターネットで調べて欲しい、と言われました。
その、“ある食材”とは「桑の木豆」。
初めて聞く名前でしたが、この「桑の木豆」、実は岐阜県の伝統野菜に指定されているものです。
養蚕が盛んだった地域で、桑の木につるをはわせて栽培したのだそうで、インゲン豆の系統なんですが、熟れてくるとサヤが赤い色になるというちょっと変わった豆。
料理長も子供の頃見た覚えがあると言っていました。
岐阜県山県市のふれあいバザールという農産物直売所で扱っていることがわかりましたので、百聞は一見にしかず、ということで料理長と一緒に岐阜まで出張とあいなりました。
高速を飛ばすこと6時間、岐阜県山県市へ。
ふれあいバザール生産物直販組合の藤田組合長に畑から全部案内して頂き、実際に組合員である農家の奥様たちが直売所レストランで調理したものをごちそうになりました。
桑の木豆のフライとおこわ。豆の中はきめ細かく、食感はホクホクして美味♪岐阜まで来た甲斐がありました!
この瞬間、ひとつの食材が決定しました。
(ちなみに、この組合は全員女性なんだそうで、和気あいあいとレストランも和やか♪♪ そして女性ばかりのこの組合は十数年連続して黒字決算とのことで...女性パワー恐るべし!!と感心しきりの我々なのでした)
・・・つづく・・・
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