宿番号:326617
伊豆大島を正面に臨む眺望絶佳の宿 熱川館のお知らせ・ブログ
その花の正体は?
更新 : 2009/7/26 0:29
昨日の宿ログの続きです。
こちらの写真の花、何の花かおわかりですか?
この季節、冷奴やそうめんの薬味にと皆様の食卓にその香が涼をはこびます。
正解は、藪の中にひっそりと咲く花、≪みょうがの花≫です。
みょうがの花は一日花ですし、花が咲いてしまいますと、香も落ち、硬くなるため、
皆様にお目見えすることはめったにありません。
香も涼を運びますが、このみょうがの花、なんともいえない透き通るような白い花でして
この花を見るだけでも涼しさを呼び覚まします。
3世紀に著された≪魏志倭人伝≫にも登場するほどですから、昔から日本人に愛された香味野菜です。
このころは<めが>と呼ばれていたようです。芽が香るからかもしれませんね。
芽が香るといえば、みょうがの若い茎、≪みょうが竹≫は私はみょうがより好んで食します。
細長く刻み、酢味噌であえる。ただそれだけですが、口の中いっぱいに
シャキシャキとした食感とすがすがしい芳香が広がり、なんともいえない幸せな気分にひたれます。
これも自然の中で生活できているからこそ。
色々と不便な伊豆の地ですが、この幸せにはかえられません。
そういう私も学生時代は、この伊豆から離れたく、上京した地は
東京都文京区にある茗荷谷≪みょうがだに≫でした。
何かとみょうがに縁のある人生です。
周梨槃特のようにならぬよう気をひきしめねば。。。
伊豆 熱川温泉 眺望絶佳の宿 熱川館
若女将 稲葉
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