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宿番号:326617

日常を忘れる海辺の特等席〜朝夕お部屋食と源泉かけ流しの湯宿〜

熱川温泉
小田原厚木道路石橋ICより国道135号伊東方面へ65キロ約90分 特急踊り子東京より2時間10分(送迎有要予約)

伊豆大島を正面に臨む眺望絶佳の宿 熱川館のお知らせ・ブログ

宿泊施設ブログ

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    心の栄養

    更新 : 2011/5/19 21:58

    昨日、幼稚園に通う息子と図書館に行ってきました。

    幸い、幼稚園と小学校のすぐ目の前に町立の図書館があるので

    気持ちと時間にゆとりがあるときは、息子を連れて本を借りにいきます。

    1回に10冊まで借りられますが、毎回子供たちの本であふれ、自分が借りられる本は2冊ほど。。


    今回はちょぴり成長し、おともだちとの距離感に悩む4歳の息子に

    ・けんかのきもち 

    ・きみはほんとうにステキだね

    の2冊を。


    この春から小学1年生になった6歳の息子には

    ・トイレにいっていいですか

    ・はれときどきぶた(私が小学生の時のお気に入り)

    などをチョイス。


    そのほかは、彼まかせ。

    そのときの気分で、絵や題名を見ては

    『あと何冊かりていい?』と楽しそうに選びます。


    その中の選んだ1冊が写真の絵本。

    そう、『平家物語』の冒頭、祇園精舎。


    4歳の田舎の野生児であるわが息子は、平家物語の存在すら知りませんから

    絵のタッチででも選んだのでしょうか。



    祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

    娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。。


    と、漢字の横にふり仮名こそふられていますが

    懐かしい、かつて暗誦した文章が目に飛び込んできます。


    声に出す言葉絵本。

    というコンセプトで出版されているようです。


    祇園精舎をイラストと共に読むということも面白く

    また大和言葉と漢語が混ざった心地よい響きに

    久々に私自身も声に出して読んでみました。


    小学生に入って音読をするようになった6歳の息子も興味津々。

    意味はわからずとも、言葉の心地よい響きに誘われたのでしょうか。

    一緒に絵本を覗き込み、諳んじようとしておりました。


    何人もの琵琶法師が語り継いだ物語。

    文字ではなく、口頭で語り継がれた物語だからこそ

    ちいさな子供の耳にも届きやすい、素敵な日本語なのかもしれません。


    改めてひとつひとつの言葉の重さを知ると共に、

    子供たちと楽しい言葉遊びの時間をすごすことができました。


    熱川館のロビーにも、少しですが絵本を用意しています。

    忙しく家事におわれることなき旅先、テレビを消して

    お子様に絵本を読んであげませんか。


    若女将 稲葉

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