熱川館のこだわりのひとつ。

それは夕食、朝食共に【お部屋食】ということです。


今では旅館でも少なくなりましたこのスタイル。


正直、レストラン食に比べれば人件費も諸経費もかかります。


それでもお客様にご迷惑のかからないところで経費削減を行いながら

特別なご料金をいただくことなく【お部屋食】にこだわり続けております。


『静かに食事がしたい』

『子供がいるので周りの方にご迷惑のかからないお部屋での食事がいい』

『食事とお酒を飲んだ後、移動することなくのんびりと部屋でくつろぎたい』

『朝食を食べに行くためにお化粧しないですむから、朝がのんびりできる』



そんなお客様がいらっしゃる限り、熱川館はお部屋食にこだわってゆこうと思います。



もちろんレストランでのお食事を否定しているわけではございません。


レストラン食なら、お部屋に係りがお邪魔することも最小限になりますし

目の前で調理人が○○する　などのパフォーマンスでお客様に楽しみもご提供できます。


バイキング形式のお食事もご提供することができ、

お好きなものをお好きなだけお召し上がりいただける利点もございます。



お部屋食ゆえに、食事の前後の支度、お布団を延べにあがるなど

係りがお邪魔する事も頻回になり、これを煩わしいと感じるお客様がいらっしゃるもの事実です。



【部屋食】にも【レストラン食】にも、それぞれメリット、デメリットが必ず存在します。

それぞれのお客様がその時々の旅のニーズや、嗜好に合わせてお選びいただければよろしいかと。




弊館が１００％のおもてなしをしても、

初めからレストランでの食事と朝食のバイキングを希望していたお客様に

心からご満足いただくのは、とても難しいことです。


これはお客様にとっても宿側にとっても、お互いに不幸なこと。



ですから、私どもにできることは、この起こらずしてすむ不幸を未然に防ぐべく、

お電話でのご予約の際や、プラン記載の中で必ず『お部屋食』であることをお伝えしております。


弊館にご予約いただく場合だけでなく、必ずどの旅館様でも詳細の記載はしてございます。


どうぞご確認のうえご予約いただき、旅を楽しんでいただきたく思います。



若女将　稲葉