この写真は　今月の熱川館の前菜の一例です。

（プランによってお出しする前菜も異なります）


旬の鱧は　白瓜と梅肉をそえて　刻み茗荷とともに

さざえ沖煮　　鮎一夜干し　伏見唐辛子

ころんと見た目も愛らしい　大ぶりの山桃


旬の走り、旬、旬の名残とこの前菜からも

季節を感じていただけるかと思います


そして玉蜀黍

とうもろこし、漢字で書くとこう書くのを知ったのは

恥ずかしながら旅館に嫁いでから＾＾


そしてこのとうもろこし、ただのとうもろこしではありません。

芯の部分が真薯になっているんです。


メイン料理ではない前菜ひとつ

目を留めてくれる方は少ないのかもしれません。

それこそ、お刺身がどーんと出てきたほうがインパクトがあるとも思います。


でもその前菜ひとつに、手間隙惜しまず作り上げる料理

そんなお料理を是非召し上がっていただきたいと

熱川館の料理へのこだわりとして続けています。


ですからあえて、熱川館では

・舟盛り

・金目鯛の丸ごと煮付け

などお献立内でお出ししていません。


もちろんそれが旅の目的として召し上がりたい！と思う方を

否定しているわけではありませんし、私自身も

『鱧料理を思う存分味わいたい！』

などと、そのときの旅の目的に合わせて、宿を選んでいます。


ただ熱川館ではこんなお料理をお出ししていることを

知っていただきたい。


そんな熱川館のこだわりにご賛同いただける方に

是非ご予約をと切に願っております。


★ビーチへ１０秒★　海しか見えない

伊豆熱川温泉　眺望絶佳の宿　熱川館

若女将より、今日はちょっぴりまじめに語る！お料理のお話でした＾＾