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横山大観ゆかりの宿 熱海大観荘のお知らせ・ブログ
現代では再現する事が出来ない貴重なお部屋
更新 : 2012/5/24 17:01
こんにちは。熱海大観荘ネット担当カミです。
不要と思い書類を4分割に切ったら、必要でした・・・
当時の写真とともに大観荘ゆかりの人をご紹介しています。
今回は『大工一代』で有名な斯界の大家平田雅哉氏です。
平田氏は数寄屋造りでは第一人者と言われ、建築に関してはまさに
『鬼』という表現がふさわしい存在でした。
建築家として製図は欠く事の出来ない仕事ですが、平田氏ほど製図を
書き続けた建築家はいないと言われ、大半の時間を製図と趣味である
彫刻に費やしたと言われています。
大観荘は昭和13年に別荘として建ち、昭和23年に旅館になりました。
別荘として建つ前、施主に対し筋の通らぬ事は聞かず、お世辞一つ
言わない平田氏が奇異に映ったようで、その態度は強く印象に残った
のでした。
平田氏の資質を見抜き、多くの仕事を任せたその中の一つが大観荘です。
現在別荘当時より残っている部屋は本館にある特別室『大観の間』と
『松風の間』です。
写真は別荘当時なので63年以上前の大観の間です。
大観の間の波打ちガラス、懐かしい木の雨戸、天井と照明、梁。
現代では再現する事が出来ない大変貴重なお部屋です。
大観荘の歴史などを施設ブログでご紹介しています。
5月15日 ふふふ。大観ストリート
5月18日 大観荘の大観はなんですか?写真は64年前の庭園
5月19日 日本庭園が完成するまでの興味深いエピソード
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