the b お茶の水（ザビーおちゃのみず）のお知らせ・ブログ

三鷹市井の頭恩賜公園内にある井の頭池に源を発し、東に流れ台東区・中央区と墨田区の境界にある両国橋脇で隅田川に合流する神田川に架かる橋のひとつです。
聖橋は千代田区駿河台と台東区湯島にまたがり、本郷通り(都道403号)を結んでいます。
放射線を描く鉄筋コンクリート製アーチ橋で、関東大震災の震災復興橋のひとつとして1927年(昭和2年)に完成しました。
名称は東京府東京市(現：東京都)が公募し、両岸に位置する二つの聖堂・ニコライ堂と湯島聖堂(以前この欄でご紹介しましたが下記に簡単にご説明します)を結ぶことから聖橋と命名されました。

聖橋の南側に位置する尖塔をいただく丸屋根は駿河台のシンボル「ニコライ堂」正式名称を日本ハリスト東京復活大聖堂といい、日本ハリスト正教会の創始者であるロシア人修道司祭(後：大主教)聖ニコライにちなんで通称ニコライ堂と呼ばれています。
1819年(明治24年)に7年の歳月をかけて完成し、1962年(昭和37年)には国の重要文化財に指定されています。

一方、対岸に位置するのが「湯島聖堂」です。
前身は1630年(寛永7年)に林　羅山が上野忍ヶ丘に建てた孔廟が始まりです。
1960年(元禄3年)五代将軍徳川綱吉により、湯島の地に廟殿と家塾を儒教の振興を図る為、昌平坂学問所が開設されました。
明治維新に聖堂及び学問所は大学校・大学となり近代教育の発祥の地として栄誉を担ってきました。

ザ・ビーお茶の水にご宿泊の際、ご家族連れ又はお友達同士で「ニコライ堂」から「聖橋」を渡って
「湯島聖堂」その先の「湯島天神」を訪れて、東京での楽しい旅の思い出になさってはいかがでしょうか・・・・！

小野村