宿番号:327482
蓼科東急ホテルのお知らせ・ブログ
南アルプス 北岳・間ノ岳縦走登山
更新 : 2010/9/24 15:06
販促担当の岡田です。
先日予約担当の蒲さんが「北岳・間ノ岳縦走登山」の
一日目をご紹介しましたが、今回は二日目の間ノ岳登山を
ご紹介致します。
起床4時半、朝食後にご来光を拝みいざ出発。
この日は風が強く、踏ん張って歩かなければ
飛ばされる程の強風でした。
体感気温はマイナス、ウィンドブレーカーを着ていても
身体の芯まで冷えてきます。
視界も悪く、30m先が見えなくなったかと思えば
スーと雲がはけ、南アルプスの山々を眺めることができたりと
刻一刻と気象条件が変化しました。
北岳山荘から間ノ岳山頂は標高3,000mの尾根を
登る道のりですが、見渡せば右も左も絶壁。
気を緩めれば滑落し、命の保障はない境遇に
身を置きながらの登山でした。
登り始めて2時間弱で間ノ岳山頂に到着。
到着した時にはほとんど視界はなく、周りの山々はおろか
雲に覆われた白一色の世界でした。
雲の流れが速く、まるで龍が飛んでいるかの様な一筋の雲が
目の前を通っていきました。
ここでしか見れない雲を眺めながらしばし日本の屋根の登頂に
感慨深く浸っていました。
少し休憩した後 登った道を戻り山荘に帰りました。
山荘で聞かされてびっくりしましたが、その時の風速は25m。
台風並みの風の中 僕等は日本四位の山を登ったことになります。
山荘を出発し、登りと違う大樺沢雪渓ルートで下山しました。
夏でも残る雪は自然の偉大さと不思議さを感じさせてくれます。
実はこの時私も蒲さんも足に痛みを感じ、一歩一歩踏み締める度に
襲われる激痛に耐えながら下山していました。
歩くペースも遅くなり、最終便のバスの時間を気にしながら
昼食も取らずにもくもくと、しかし確実に歩き続けました。
間ノ岳へ出発してから実に10時間、やっとの思いで広河原バス停まで
下りてきました。
2日間での登山時間は18時間。富士山よりキツイ山である事は
重々承知の上でしたが、今回の登山は視界・強風・足の痛みなど
いくつかの厳しい条件の中での登山となりました。
山は登る者に微笑みかけてくれる事もあれば、時には厳しさを
教えてくれる事もあります。
富士山や八ヶ岳を登った時は比較的良い条件でしたが、
今回は山の怖さを教えられた気持ちがしました。
それでもまた登りたいと思うのは登った者でしか
味わえない達成感や充実感、自信を得られるからでしょうか。
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