本日の蓼科は晴れ間がのぞいたり、曇ったり、雪がちらついたり複雑な天気となりました。外気は日中で−７℃と身の引き締まる１日でした。


先日、蓼科プール平に所在する「黙坊」さんにお邪魔しました。新蕎麦のシーズンということもあり、若干のウェイティングを想定していましたが、即着席できました。一枚板のカウンターテーブルと２名用のテーブル席のみと、こじんまりとした店舗です。一人旅の人も気軽に入れるお店だと思います。

メニューは「もりそば」「とうじそば」「そばがき」のみのシンプルメニューになります。朝食を食べ過ぎてしまった人や、前日に飲みすぎた人の昼食に良いかもしれません。ガッツリ食べたい人には不向きかもしれません。

早速「もりそば」をオーダー。先付に「ソラマメの煮物」「ところてん・そばの実」の２点が付きます。しばらくすると「もりそば」がきました。多すぎず、少なすぎず、程よい量と思います。
これで８５０円とは、別荘のお客様相手に商売しているとはいえ、良心的な料金設定だと思います。
蕎麦粉は蓼科産の物を使用しているとのことです。割合は十割ではなく８．６：１．６とのことです。
店主の拘りが感じられる蕎麦と思います。

食してみると、とても喉越しが良いです。噛み締めるとコシの良さが非常にあります。蕎麦の香りのあとに蕎麦の甘味が追っかけてきます。めんつゆは鰹節メインと思われます。蕎麦の甘味を生かすキリッとした味と感じました。食後のそば湯とつゆとのブレンドはホっとする味でした。

蓼科には多数の蕎麦屋があり、料金も観光客相手の高額なお店が多いのですが、「黙坊」さんは「料金設定」「味」を総合的にふまえると、良心的なお店だと思います。
まだ新そばをお召し上がりいただいていないようでしたら、足をお運びいただいてみては如何でしょうか。