宿番号:327522
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キャンセル続出・・・しかし今できること
更新 : 2011/3/16 22:39
震災から一週間が経とうとしていますが
宿泊のお客様のキャンセルが100人をゆうに越えて来ました。
所属する阿蘇の旅館組合でも24軒中、届いている15軒分の報告で
キャンセルの総数が5000人を越えているようです。
交通機関の影響で来れなかったり、自らや家族や知人が被災されたのであれば
旅行どころではないキモチも十分に理解できるので、致し方ないと思います。
がしかし、今それ以上に問題なのは、ありとあらゆる大会や式典等までも
すべてが自粛モードになっていると言うことです。
特に自治体や行政が音頭をとる関係のものはほとんど「自粛」と言う一言で
キャンセルになっています。
知人が経営する熊本市内のホテルでは宴会や会議のキャンセルで
すでに1500万円の損失が出ているとか・・・
被災していない地域こそ活発に動き、義捐金などを集めるなどしなければいけないのに
このままだと被災していない地域でも経済がダメになりかねません。
今一度原点に帰り「九州から日本を元気にして行こう!」位の勢いで頑張って行きたいですし
自治体や行政の方々にも是非理解してもらいたいと思います。
それと被災地域を見て思うのですが、今も沢山の方が避難所で生活しておられます。
無論、仮設住宅の建設などは時間が掛かります。
であればわが業界の持つ「客室」と言うものは、明日からの宿泊が可能なため
緊急時にはかなりの威力を発揮するはずです。
あまり震災の被害が無い場所でも、キャンセルが続出し宿自体の経営や
従業員の雇用すらままならぬ施設も沢山あると仲間が言っていました。
素泊まりや夕食付けての金額の設定を明確にし、できればそこを市や県の地方自治体
又は国の震災対策として補助なりを行ってもらえれば被災者にも、そして仲間の宿も
どちらも救うことになりはしないかと真剣に思っています。
無論毛布も送りますし、義捐金の箱も設置しますが
それ以外に今自分に出来ること・・・それを現在模索中です。