【平和への祈り】
更新 : 2017/8/23 22:56
毎年8月16日に平泉町内(束稲山)にて【平泉大文字送り火】が行われます。
【平泉大文字送り火】とは、1965年から行われている伝統行事です。
藤原四代公、義経主徒の追善と太平洋戦争で亡くなられた方など、先祖代々の精霊供養の為に開催されています。
2011年に起きた東日本大震災の後からは、震災で亡くなられた方の供養という意味合いも込められてるようです。
「大」の字形は「紺紙金銀字交書一切経」から採って拡大し、世界遺産中尊寺本堂で1200年もの間ともされ続けている「不滅の法燈」から採火、地元の中高生がトーチリレーで山まで運び午後8時ちょうどに火床に火をつけると、山肌に約100メートルの大きな「大」の文字が浮かび上がります。
最近では、お墓参りやお仏壇に手を合わせるという事も少なくなってきていると言われています。
平泉の夏の終わりを告げる行事に、ご家族皆様でお出かけしてみてはいかがでしょうか。
(補足:今年(2017年)は、『やませ』(太平洋側から吹き付ける冷たい空気)の影響で、連日曇りや雨になってしまい、当日8月16日も低い雲が垂れ込める悪天候でした。
標高500m付近に位置する「大文字」(画像参照・晴れた日に撮影)も雲に隠れてしまっていたようです。少なくとも当日の午後4時半の時点では、束稲山の山頂は雲に隠れていました。)