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旅館 魚判のお知らせ・ブログ
6/5 ゆたんぽ イベントのご案内です。
更新 : 2022/5/9 10:15
温泉場商店街 イベント
6/2 ゆたんぽ
日中のそぞろ歩き、如何でしょうか?
https://www.yugawara.or.jp/news/7592/
昔、布団の中の足下に置いて暖を取るのに利用した「湯たんぽ」は、室町時代に中国から日本に伝わり、江戸・元禄年
間に広まりました。「たんぽ」は漢字で「湯婆」と書き、「婆」は中国で母や妻を意味し、冬の寒さを凌ぐため母や妻
の温もりの代わりに湯を入れた容器「お湯の母/妻」を寝床に入れたということです。
時は変わって明治30年頃の湯河原温泉場。
湯治客が自宅での湯治に用いるため一升瓶や酒樽に温泉を詰めて持ち帰るのを見た岩本権太郎氏(後に岩本旅館創設)
が「温泉懐中湯たんぽ」を考案しました。直径10cm、厚さ2.5cmの金属製の円筒状容器に温泉を詰めて「はんだ」で密
閉したもので、使用するときは、容器を熱湯に入れて温めてから木綿布袋に入れて暖をとる仕組みです。一度温めると
なかなか冷めないと評判になり、容器が小さいため今日のカイロのように外出や作業するときも重宝し、一人で10個、
20個と買って帰るお客様もいたとか。懐中湯たんぽは飛ぶように売れ、昭和15年頃まで製造・販売されました。
歴史と伝統を誇る湯河原温泉ですが、実は、湯治客の「土産物」という視点からみると、明治半ばになってもこれといっ
たものはなく、この懐中湯たんぽが「湯河原温泉の土産物」として大量に売れた初めての商品となりました。(その
後、きび餅、棒羊羹、楠細工などの土産物が次々生まれました。)
古くから「傷の湯」と称えられた湯河原温泉水を入れた懐中湯たんぽ。当時「温めれば何回でも使えます。たとえ湯た
んぽで火傷をしても、中身の温泉で治療できます。」が宣伝文句だったとか笑。
懐中湯たんぽが生まれてから125年。コロナ禍の陰鬱から抜け出し、歩いて楽しい温泉場にしたいと願う地域有志の連
携により生み出された新しい「湯探歩(ゆたんぽ)」は、温泉場の散歩を楽しみながら旅館や店舗ならではのおもてな
しを味わうことができる時間となりました。
湯探歩を通して、明治の懐中湯たんぽに負けない湯河原人の温かさを感じていただけたら幸いです。
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