伊勢崎市にはオートレース場やショッピングモールが集まっている地域で宮子町という地名があります。

海なし県の群馬県ではありますが、この地に竜宮伝説の言い伝えがございまして、あの浦島太郎の話が実際にあったというから驚きであります。↓以下要約してみました。

「宮子の農家で阿感坊という者が薪を伐りに来たところナタを淵に落とし、それを取りに入ったところ龍宮浄土へたどりつきました。そこで暮らしていた乙姫が大層ナタを気に入り3日間だけ貸してほしいと言われました。その3日間のうちに盛大な宴が行われ、土産として竜馬石・ものう玉・正観音の金仏を土産にもらいうけました。乙姫はここでの事は決して他人には話してはなりませんと話され阿感坊を帰しました。しかし村へ帰ると3年もの月日が過ぎていました。このことを伝え聞いた役人が阿感坊を問いただすも乙姫からの言い伝えを守ろうと話すことを拒みました。しかし腹を立てた役人がカタナを抜いた為、やむなく事情を説明したところ阿感坊は苦しみだしその場で絶命してしまいました。」
このような言い伝えがございます。一般的に知られている浦島伝説と同じですね。

宮子町には「竜宮の森」と呼ばれる森や浦島太郎伝説の地として「龍神宮（りゅうじんぐう）」が祀られております。
浦島太郎伝説は伊勢崎だけでなく全国各地諸説ございますので、何が発祥なのが不明確なものとなっております。

このほかにも伊勢崎には数々の言い伝えや伝説がございますので、歴史好きや童話好きな方はめぐってみてはどうでしょうか。