洞川温泉　行者の宿　角甚（Kadojin）のお知らせ・ブログ

角甚だけの“山の恵みが香る鍋”がこの冬人気です。

洞川にも、冬の深まりを感じる季節が訪れました。
澄んだ空気の中、しんしんと冷え込む夜に、湯気の立つ鍋を囲んでいただく時間は、何より贅沢なひとときです。

毎年ご好評いただいている角甚の鍋プランに、今年は 冬季限定で「大峯猪のつくね」をサービス付帯 いたします。（※お値段そのまま・数量限定のため売り切れ次第終了）
今日は、その“つくね”のことを、少しだけご紹介させてください。

■ 大峯の山々が育む、天然の猪
私たちの宿がある洞川（どろがわ）は、大峯山の麓に位置し、古くから修験の地として知られる山里です。この地域の自然の豊かさは、食材にも色濃く現れます。

今回つみれに使用しているのは、大峯山系で育った天然猪の肉。
そしてその猪を仕留め、選別してくださっているのが、地元の猟師・阪口さん です。
阪口さんは、ただ猟をするだけの方ではありません。
自然と向き合い、その恵みを無駄なく生かすために、
猪が健康に育つ環境や捕獲後の処理、肉の熟成状態にまでこだわりを持つ、まさに“職人”です。

阪口さんの考えは、こちらでも紹介されています：
http://www.tenkawa-hachimitu.com/

私たちは、こうした 顔の見える生産者 の存在を大切にしています。
「どこの山の、どんな猟師さんが扱った肉なのか」
それを確かめながらお客様にお出しできるのは、小さな宿だからこそできることだと思っています。

■ 鍋に加えることで広がる、滋味と香り

猪肉というと、強い風味を想像される方もいますが、
阪口さんの猪は、脂にくどさがなく、旨味が深くそして上品。
つくねにすることで、さらに旨味がきゅっと凝縮され、鍋出汁に豊かなコクが生まれます。

スプーンですくったつくねに、ふわりと出汁をまとい
“山の香り”が広がり、身体の芯まで温まります。
最後の雑炊も、思わず笑みがこぼれるほどの深い味わいになりますよ。

■ 冬だけの、数量限定

このつくねは、天然の猪を丁寧に扱ってこそ作れるもの。
そのため 数量に限りがあり、一定量がなくなり次第終了 となります。ご了承下さい。
お越しいただく皆さまに、ただ“美味しい”だけではなく、
“この土地でしか味わえないもの”をお届けしたい。
そんな思いで、冬の鍋プランを毎年磨いています。

温泉で身体をゆるめ、静かな夜に鍋を囲み、
大峯の山の恵みをじっくり味わっていただければ幸いです。
今季も、皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。