今日は長野からのお客様がバスツアーでご来館され、小田原の伝統産業である「小田原提灯作り」を行いました。
この小田原提灯は江戸時代中期、小田原提灯職人の甚左衛門が考え出したといわれています。小田原提灯は普通の提灯と違い、中骨がリング状に独立しているため畳み込むことができ、使用しないときは懐にしまうなどして容易に持ち運ぶことができます。また、中骨は平たく胴紙をしっかりと接着させることができるため、剥がれにくく雨や霧にも強いことが特徴です。それゆえに、昔、夜の山道を歩く旅人にとっては、なくてはならないものだったようです。
提灯作りのご指導は小田原市観光協会をはじめ、小田原ちょうちん保存会の方々にご協力いただきました。日本の伝統文化、小田原の伝統産業を引き続き後世に残してくれる皆様のご協力でお客様も喜んでお帰りになりました！！ちなみに小田原駅には大きな小田原提灯があり、電車で来られるお客様のお迎え＆お見送りをしているんですよ。