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西鉄イン新宿のお知らせ・ブログ
喫茶店のすすめ vol.1「らんぶる」
更新 : 2010/8/25 3:42
新宿にはかつて芸術家・文化人が出入りする伝説的な喫茶店・BARが存在した。中でも代表的な「風月堂」や「どん底」は、若者の憧れの存在ですらあった。1960〜70年代隆盛を極め、当時の学生文化を象徴する喫茶店・BARは、「早い安い」を売りとするファーストフードのようなお店に取って代わられ、いまなお残存するお店は貴重な存在になっている。
純喫茶、ジャズ喫茶・BAR、細かいジャンルにはこだわらず、懐古趣味的な私が時間を忘れまったりできるお店、もしくはもうなくなってしまった思い出のお店を、新宿を中心に数回にわたって紹介したい。
第一回は新宿三丁目デパート丸井の裏通りにある「らんぶる」、2010年現存確認。
らんぶるは、久しぶりに会った友達と二人以上で行くのがおすすめ。買い物に疲れた時も使える。古いサテンは照明が暗く紫煙が揺れて、座席が固くて少々狭いというのが定番だが、らんぶるはこれら定番の全てをくつがえし、初めて入ったときはイメージとのズレの感覚が心地よかった。席は一階20席と地下200席(すごい!)。座面が低く赤いソファ。全席禁煙。友人と行くなら地下へ。1階と地下の間に仕切りはなく大きい階段でつながっている。やや明るい照明と地下から見上げるととても高い天井、開放感抜群。あやしいベートーベンの彫刻にも注目。音楽はクラシック。やや酸味の強いブレンド550円、9:30〜23:00。
※三、四年前から全席禁煙へ。私はいけなくなってしまったが、お客様と従業員の健康のための配慮、素晴らしい。
by JK
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