宿・ホテル予約 > 東京都 > 上野・浅草・両国 > 浅草 > スーパーホテル浅草のブログ詳細

宿番号:329706

浅草寺すぐ!選べる枕♪ 朝食ビュッフェ無料♪ ウェルカムバーあり

【電車】東武伊勢崎線・東京メトロ銀座線浅草駅より徒歩5分!浅草線・TX浅草駅7分★羽田から電車で一本!

スーパーホテル浅草のお知らせ・ブログ

宿泊施設ブログ

  • 施設のおすすめ

    かきつばた

    更新 : 2023/4/20 14:25

    こんにちは。スーパーホテル浅草、フロントアテンダント倉知です。
    だんだんと暖かくなり、夏の気配を感じられるようになりました。ここで古典好きの私倉知が、「伊勢物語 東下り」からひとつ、季節の花の和歌と物語をご紹介いたします。


    皆さまは初夏に咲く独特な形をしたかきつばたという花をご存じですか?
    その東下りの物語の主人公は卑屈で自分は必要のない人間だと思い込み、愛する妻を置いて友人とともに都を出て遠くで暮らそうと試みます。その旅の道中、川辺で乾飯を食べていると、すぐそばにかきつばたがたいそう美しく咲いているではありませんか。そこで友人がかきつばたにちなんだ歌を詠もうと言い、主人公が歌を詠みます。

    唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ

    一見かきつばたは見当たりません。しかし、57577のリズムのそれぞれの頭文字をとると、「かきつばた」となります。素晴らしいテクニックですよね。これだけでも美しいのですが、さらにこの歌はダブルミーニングなのです。「着慣れて身になじんだ唐衣の褄(つま)を張る」「慣れ親しんだ妻がいるのにはるばる来てしまった旅を思う」と、部分別に二つの解釈ができます。そこからさらに、「着慣れた唐衣のように慣れ親しんだ妻を置いて、はるばる来てしまった旅の侘しさを思う」とまとめることもできるのです。高度な和歌のテクニックと滲み出る哀愁が何とも美麗でたまりません。


    さて、皆様は是非大切な人とともに浅草を旅してくださいね。人力車に乗って恋人とデート、などもおススメですよ。スーパーホテル浅草が皆様を心よりお待ち致しております。
    今回はここで失礼します。

    関連する周辺観光情報

宿泊のご予約はこちらから

料金・宿泊プラン一覧

お電話でご予約される場合は、宿泊プランをお選びください。