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【スタッフblog】荒船風穴 世界文化遺産・国指定史跡
更新 : 2019/10/6 16:19
群馬県下仁田町にある「荒船風穴」。2014年に世界文化遺産に登録された『富岡製糸場と絹産業遺産群』の内の一施設で、天然の冷風を利用した風穴技術による、かつては国内最大規模だった蚕種貯蔵施設です。今回、「内山牧場大コスモス園」の花が見頃なので、同時に観光できる場所として、ご紹介させていただきます。
Googleマップでは内山牧場経由で1時間27分、と出ました。牧場から車で15分で行けることになります。
荒船風穴駐車場に到着すると、「ここから歩いて15分」等の記載がある看板があります。油断して進みましたが、これが舗装道路ではありながらかなり勾配のある下り坂で、帰り道のことを思うと「大丈夫だろうか?」と心配になります。天然の冷風効果の妨げになる可能性があり、道路の拡張工事ができないとの事。なるほど納得です。
受付まで降りると、下仁田町役場の方がそのままガイドさんになって案内してくださいました。常にそうされているとのことです。解説はとてもわかりやすく、興味深な内容でした。大型冷蔵庫が無かった時代は、荒船風穴はとても重宝されていたらしく、日本列島全国から注文を受け、種紙(蚕卵紙:蚕の種を貼りつけたシート)を3月〜9月までの間、預かっていたそうです。車の無かった時代に、こんな山奥まで(馬を使いつつ)人力で運ぶことができたのは、種紙は荷物としては比較的軽かったことと、相当にお金になった事業だったことが伺えます。
明治38年(1905)、地元の養蚕農家の庭屋静太郎氏により建設され、昭和18年(1943年)まで稼動されていました。現在でも、当時の石積みのままの状態がほぼ残っており、操業当時と変わらぬ冷風環境が維持され、肌を通じて史跡を体感することができる史跡です。
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