こんにちは、リーガロイヤルホテルでございます。

本日は、1965年の開業当初からあり続けるメインバー、『リーチバー』の歴史についてご紹介したいと思います。

大阪ロイヤルホテルが開業した1965年、民芸運動の支援者であった当時の社長 山本為三郎が、「ホテルに民芸の部屋を作りたい」と民芸運動の先駆者 柳宗悦に相談したことが歴史のはじまり。
後に英国の陶芸家バーナード・リーチがその計画を引きついだのですが、山本は大胆にも、リーチに「一部屋すべて任せるのでやってみてほしい」と依頼しました。
やがて彼のその自由奔放な着想を、ホテル設計者で建築家の吉田五十八が忠実に具現化し、英国コテージ風のバーが完成。
お店は、バーナード・リーチの名をとりいれ、『Leach Bar』と名付けられました。

ウインザー調の椅子や家具、古い煉瓦、太い藤蓆(とうむしろ）を斜めに組んだ壁、床にはペルシャ絨毯が敷かれた独創的な空間。
"BGMをかけない"という演出が、心地よい安らぎをあたえてくれます。

さらに、リーチとともに計画に携わった河井寛次郎、濱田庄司、棟方志功、芹沢�_介といった日本民芸最高峰の作家たちによる作品(陶器など）が数多く飾られており、日常生活に用いるものの中にこそ本当の美があるという「用の美」を追求した「民芸」の芸術思想が息づいています。

携わった人々の思いと、数々の芸術家の息づかいを感じさせるリーチバー。
リーガロイヤルホテルが誇るメインバーへ、ぜひ足をお運びください。

リーチバー
営業時間 11：00〜24：00（ラストオーダー　23：45）
場所 ウエストウイング1階
直通TEL 06-6441-0983