今年の年末年始はカレンダーの曜日回りの関係で
短めのお休みの方が多いようですね。
宿泊施設や空港は帰省ラッシュで、大忙しになると思います。

そんな大忙しの空港カウンターや
私どものような宿泊業などの旅行業界では、アルファベットに関して、
識別しやすく（聞き取りやすく）するための符丁があります。

電話や混雑したカウンターなどで聞き取りづらい時には、
大助かりの符丁です。

例えば予約番号で「Ａ１２３４５」というものがあったとします。
普通なら「エー・イチ・ニ・サン・ヨン・ゴ」となりますが、
最初の「Ａ」が「エー」なのか「イー」なのか聞き取りづらい場合があるので、
「エイブル・イチ・ニ・サン・ヨン・ゴ」と読み上げます。

飛行機の座席番号などの場合は
「８Ｄ」を「ハチ・ドッグ」と読み上げます。
ただ、飛行機の座席に関しては、
カウンターのスタッフの方と地上にいるスタッフの方で
読み方が違うこともあるそうで、無線の符丁を使い
「ハチ・デルタ」と読み上げることもあります。

その他、氏名を読み上げる場合、
「箱根　太郎（はこね　たろう）」さんを
「ハウ（Ｈ）からはじまりまして箱根、
タイガー（Ｔ）から始まりまして太郎」とも使ったりします。

符丁ですからお客様には申し上げません。
また常時使うわけではありませんので、
天成園にいらしたら必ず聞けるわけではありませんので
あしからずご了承ください。（笑）

参考までに符丁の一覧です。
【Ａ】　ABLE
【Ｂ】　BAKER
【Ｃ】　CHARLIE
【Ｄ】　DOG
【Ｅ】　EASY
【Ｆ】　FOX
【Ｇ】　GEORGE
【Ｈ】　HOW
【 Ｉ 】　ITEM
【Ｊ】　JACK
【Ｋ】　KING
【Ｌ】　LOVE
【Ｍ】　MIKE
【Ｎ】　NANCY　　　　
【Ｏ】　OVER
【Ｐ】　PETER
【Ｑ】　QUEEN
【Ｒ】　ROMEO
【Ｓ】　SUGAR
【Ｔ】　TIGER
【Ｕ】　UNCLE
【Ｖ】　VICTORY
【Ｗ】　WHISKY
【Ｘ】　X-RAY
【Ｙ】　YORK
【Ｚ】　ZEBRA

分かりやすいからと言って、
『マクド○○ドのＭ』『チーズバーガーのＣ』『ポテトのＰ』…
『Ｉ　Love　YouのＩ♪』…とは使いませんので、ご注意下さい（笑）

旅行業界への就職を目指す方は覚えておくといいかもしれませんね。

写真は今年の夏に撮影した天成園フロントの写真です。
（符丁を聞くことは無いと思いますが）
早朝のお客様のいない瞬間を狙い、撮影しました。