こんにちは！373です。

天成園のお食事は、ご朝食・ご夕食ともに「バイキング形式」です。
みなさん、この「バイキング」の始まりはご存知ですか？

実はこの「バイキング」は、日本を代表するホテル「帝国ホテル」で始まりました。

北欧には昔から、「スモーガスボード」と呼ばれる伝統料理がありました。
スモーガスボードとは、「パンとバターの食卓」を意味します。
食卓に並べられた塩漬けにした肉や魚を、パンに自由に乗せて食べるスタイルの事を言います。
一度にたくさんの具材を取るのではなく、何度も料理を取りに席を立ち、皿の数が多ければ多いほどマナーがよいとされていました。

そのスモーガスボードを日本でいち早く取り入れたのが、当時パリで修業をしていた帝国ホテルの村上総料理長。
スモーガスボードを学んで帰国した村上総料理長によって、現在の「バイキング」と呼ばれる形式のレストランがオープンされました。
並べられた料理を取り分けて豪快に食べる姿は、当時上映されていた「バイキング」という映画に出てくる海賊たちとイメージが合うということで、レストランの名前は「インペリアルバイキング」になったそう。

現在も、「インペリアルバイキング サール」として、バイキング形式の料理を提供して営業しています。

以上が、意外と知られていない「バイキング」形式の歴史でした！
こんな歴史があったんだと思いながら食べると、映画バイキングに出てくる海賊のような豪快な気分になれるかもしれません（笑）

バイキングのほかに、「ビュッフェ（ブッフェ）」とも言ったりしますが、このふたつの違いはまたどこかで。