この時期は1年で最も寒い時期だというのに今年は暖冬の影響もあり、あまり寒さを感じないシーズンではないかと思います。季節も間もなく「節分」という春が訪れてまいりますので、今回はそのことについてお話させていただきます。

節分とは季節の分かれ目を意味し「立春・立夏・立秋・立冬」のそれぞれ前日を差し、現在では立春のみそう呼ばれるようになりました。理由としては昔は正月ではなく立春から1年が始まって新しい年を迎える前の邪気払いとして行事が残っている為とされています。

節分の邪気払いとして最初に豆まきを想像すると思いますが、近頃は「豆を粗末にするな」「後始末が大変」「鬼役のお父さんがパワハラ受けてるみたいで可哀想」等の問題があるようで、最近では代わって恵方巻を食べる風習が東京でも定番になってきた感がします。

恵方巻とはその年の福を司る神様がいる方角に向けて無言で食べきると願い事が叶うという太巻きのことを差し、関西エリアではすでに定着している行事だそうです。

東銀座でも2/3の節分の日は、ロング太巻きまでとはいきませんが、ちょっとした季節感を感じる食材をご用意させていただきますので、お近くにお越しの際は、是非とも当館をご利用いただき、朝食をお召し上がりになり、願い事を叶えられ、2020年の春から良いスタートが切れますように。