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佐渡相川 伝統と風格の宿 ホテル万長のお知らせ・ブログ
昭和7年・川遊びの風景!
更新 : 2015/8/29 21:36
写真の足元をよく見てみると
川で獲った魚を入れる道具などが転がっています
当時をよく知る方々のお話を聞くと、昔は川遊びや川釣りも盛んで
特に佐渡・羽茂地区では獲れた鮎をその場で石の上で焼いて食す文化が
地域に根付いていたそうです
本土と比べますと川幅は狭いのですが、島内には各所に小さな川が流れ
ており、8月の解禁日以降、島の清流で育まれた、鮎・山女魚・岩魚など
を見ることができます
『鮎の石焼き』
石焼は、数時間かけて焼いた石に味噌で土手を作り
その上に獲れたての鮎を置いて味付けして焼いて食します
その食文化には古い歴史があり、
かつて、学者・教育者・衆議院議員であった志賀重昂(1863−1927)は
世界の五大美味の一つと絶賛し
文豪・尾崎紅葉(1868−1903)は
羽茂の鮎獲りに魅せられ「鮎つくや矢を射る水の隙間より」と
鮎漁の様子を詠んでいます