南会津に全国新酒鑑評会にて9年連続金賞受賞の酒蔵がある。

約30軒近くの酒蔵がしのぎを削る会津。
雪が深く冷え込むこの地域は昔から酒造りが盛んに行われてきた。
戦後、多くの酒蔵が大量に製造でき
安価に販売出来る三倍醸造酒を造っていた。
それは現代とは違い、
安全ではあっても品質も味も良いとは言えない日本酒だった、
大量に生産された日本酒は安く売られ、
大手の製造力にはかなわない小さな酒蔵の経営は苦境に立たされた、
もちろん会津でも多くの酒蔵が厳しい状況にあった。

そんな日本酒を巡る環境にも変化が訪れる。
日本酒愛好家が増え、そんな彼らは良い酒質を求めた。
酒税法の改定もあり、
それぞれの個性を打ち出した酒質で戦える時代となり、
全国で酒質を問う鑑評会が行われるようになった。

そうした時代の変化の中で
国権酒造は会津で最初に鑑評会に入選した酒蔵だ。
それから何年もの間、
彼らは米と水と米麹を原料に様々な個性をもった美酒を造り出し続け、
その日本酒は毎年多くの人を魅了し続けている。

国権酒造・蔵人の姿を追いました。
是非こちらをご覧下さい。
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