先日、梅雨の合間に松平郷へ行ってまいりました。松平郷とは徳川家のルーツの松平一族が住んでいた地域です。
愛知県豊田市街地からから車で20分ほどの所に松平郷はあります。本当に静かなところで先ほどまでの豊田市街のにぎやかさは何処へ行ってしまったのかと思うほどです。鳥のさえずり、虫の鳴き声、小川の流れる音…本当にのどかで素晴らしい所です。
　松平郷に着き駐車場から歩いてすぐの所にあるのが松平東照宮です。はじめは、八幡宮と称して松平家の屋敷神でした。1619 年( 元和5 年) 家康を合祀し1965 年( 昭和40 年) 親氏公を合祀しました。東照宮という名前からも徳川家康公（東照大権現）が祀られています。すぐそばには井戸があり、松平家は代々この井戸の水を産湯に用いました。岡崎城主松平広忠の子、竹千代( 後の家康)が誕生した際もこの水を竹筒に入れ早馬で届けたと言われます。また、神社の敷地内には松平郷館という資料館もあります。初代、松平親氏公坐像をはじめ徳川将軍家の祖先松平家に関する資料を展示公開する資料館です。
東照宮へ参拝を済ませたあと石段を登り、山道を20分ほど登ると松平郷展望テラスへ着きます。展望台からは左手奥に三河湾、正面には豊田の街が広がり遥か遠くには名古屋の市街地、養老山脈、鈴鹿山脈。右手にはこの辺りではなじみ深い猿投山、遠くには伊吹山が望むことができます。息を切らせて登る価値は十分にあると思います。第二弾へ続く…

ホテルからのアクセス
公共機関：地下鉄「名古屋」駅から、「伏見」駅で鶴舞線に乗換え、名鉄「豊田市」駅下車。とよたおいでんバス（運行本数が少ないのでご注意下さい）に乗り換え「松平郷」下車。徒歩5分
車：名古屋インター経由、東海環状自動車道「豊田松平IC」より約15分