宿番号:331024
三木半 旅館のお知らせ・ブログ
京都でしか食べられない豆腐があります。
更新 : 2010/2/19 11:37
京都の冬は「底冷え」と呼ばれ、独特の寒さがあります。
特に朝はしんと冷え切った空気で布団から出るのが億劫に・・・
そんな京都の朝の温もりといえば『湯豆腐』ではないでしょうか。
京都の豆腐の歴史は古く、奈良時代から公家の食卓にのぼり、
室町時代から『湯豆腐』として庶民に広まったそうです。
京都の豆腐の美味は、地下水に由来します。
京都の地下水といえば、
日本一の大きさを誇る琵琶湖と同じ水量があると云われており、
京都の豆腐職人は『生産に使うすべての水に地下水を使用』するのです。
また、京都の地下水の「味」は実はほとんど「無味」で、
大豆本来の味を邪魔しないので、ダイレクトに豆腐の味が伝わります。
当館の朝食にご提供します『湯豆腐』は老舗『平野とうふ店』の豆腐。
平野さんは、
昔ながらのにがり製法を用いつつやわらかい豆腐を作る、
高度な技術をもっておられ、昔から料理人に愛される老舗豆腐店です。
(また、北大路魯山人も好んだと言われるお豆腐でもあります!!)
豆腐本来の味を引き出す地下水の力、
豆腐職人がつくる絶妙な豆腐の食感と味わい。
京都の「地」と「人」が作る、京都でしか食べられない豆腐です。
温かな湯豆腐をご朝食にてお楽しみ下さい・・・