宿・ホテル予約 > 富山県 > 高岡・氷見・砺波 > 氷見・高岡 > 氷見温泉郷 魚巡りの宿 永芳閣(BBHホテルグループ)のブログ詳細

宿番号:331105

北陸の富山を代表する料理旅館。全室から海が一望できる景色と温泉

ハイクラス

ひみ阿尾の浦温泉
JR氷見線氷見駅下車、送迎車にて15分(要予約)。能越自動車道氷見北ICより国道160号経由5分

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氷見温泉郷 魚巡りの宿 永芳閣(BBHホテルグループ)のお知らせ・ブログ

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    ホオヅキの正体は「季節のお祝」

    更新 : 2008/6/30 10:38

    このところ週末ごとに続く、赤ちゃんのお祝い事のお客様。

    お食い初めは、生まれて100日のお祝いなので、
    赤ちゃん本人が食べることは、まずないのだけれど
    それでも、たとえ形だけでも、子どもが一生食べ物に不自由しませんように

    ・・という願いの行事なので、
    それらしく祝風のお膳を用意して下さいと、おっしゃる方がほとんどです。

    歯が丈夫になるようにと小石を添える習慣もあるそうですが・・・

    永芳閣では、祝風の前菜(そうそう、ここに夏はホオヅキが・・)

    多喜合=焚き合せ、それに、焼鯛、赤飯、紅白丸餅吸物、香の物、果物を
    赤ちゃん膳としてお出ししています。

    数週間前のこと・・・
    お食い初めの会食の後、宴も終わり、フロントに清算にいらっしゃったお客様。
    お嫁さんとお舅(ご主人のお父さん)さんの両方が、支払いをなさろうと・・・。

    お嫁さん
     「お義父さん、私たち支払いますから」

    義父さん
     「いやいや、ここは私が支払うよ」

    お嫁さん
     「いえいえ、うちの子の祝ですから・・」

    義父さん
     「いや、これはうちの行事なんだ。支払わせてくれ」

    お嫁さん
     「・・・?」

    そして、ポンポンと愛おしそうに、赤ちゃんのお兄ちゃんの頭をなぜて・・

    義父さん
     「こんな祝いは、順送りのもんや・・。
     いつかコイツに子どもが生まれたら、そのときは君たちの番。
     祝えることが嬉しいんやよ」

    自分の息子(今日のパパ)のときにしてもらって、
    今回ようやく自分達がしてあげられる順番が来たのが嬉しい、と。

    そして、赤ちゃんを抱っこしているお嫁さんの実家のお母さんに向かって・・

    義父さん
     「今日は一緒に祝ってくれて、ありがとう。楽しかったぁ。」

    なんだか、さわやかーに支払いなさって、さわやかーに去っていった車。

    お見送りしながら、皆でしみじみ〜。

    もちろん、家々のやり方はそれぞれ。

    若夫婦がする家もあり、祖父母の場合もあり、
    また、お食い初めなんてしないという家もあり、
    それはそれぞれのことなのですが、
    さらりと自分に祝わせてくれ、と切り出したその感じが、

    とってもスマートだった。漢でした。

    いいもんですね。縁がつながるのを見れる仕事って。

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