宿番号:331105
氷見温泉郷 魚巡りの宿 永芳閣(BBHホテルグループ)のお知らせ・ブログ
10年も20年も・・・ずっとずっと
更新 : 2010/6/18 14:50
梅雨模様の夕暮れの氷見です。
雨が降ると、なんだかけだるいような気になったりもするのですが、
でもね・・・畑をしている人には、恵みの雨。
パートさんから、小松菜もって来たよー・・と
一雨でぐんと伸びた葉物をいただけたりもします。
今日は、天然の真鯛を宅配しました。
宅配したのは、なんとなんと7キロの大きさの真っ赤な天然の真鯛。
ご注文いただいたのは、お客様が、初めて永芳閣にいらしたとき、
ホンズワイ蟹をお歳暮に送りたい・・から始まり、
毎週毎週氷見浜・新湊浜のその時々の味をさばいて下処理してお届けしています。
ちょっと下処理が雑になったりしていると、すぐに教えていただけ、
また、ウッカリ女将が計算ミスをしていると、
電話がかかってきて「アジ3匹計算抜けてるよ。次回必ず請求してね」と。
・・・・そんなお付き合いも、はや10年。
これからは、車海老が旬を迎えます。
富山湾の車海老は、養殖ではなく天然育ち・・といっても、
1cmほどの稚エビを放流して資源が枯渇しないようにとの
漁業関係者の方々の努力のたまものです。
資源を支える漁業者、良い値で買い付ける仲買さん、
そして良いものを解かってくださるお客様
・・・そんな関係で成り立つのが料理宿の商売です。
あ・・スタッフも忘れちゃイケマセンです。はい。
昨日は、なんと40年ぶりというお客様がいらっしゃいました。
でも、お客様として40年ぶりというのではなく、
以前永芳閣に来たとき(いたとき)は、若い若い板前さんでした。
今は、遠くに済んでいらっしゃる方ですが、
40年以上も前の売店のおばちゃんのことや、
当時の大浴場の場所、
そのときのハプニングまでいろいろお話くださいました。
永芳閣は、創業以来70年間で何度か大浴場を新築しているので、
どの大浴場かで、大体いつ頃の話かわかります。
女将的には、たぶん45年以上前だな・・と判断しましたが、
そんなに長い月日がたっても、こうしていらしていただけて
・・・うれしいなぁ。
そう、従業員の人にも支えられて、
宿は宿として始めて機能して、もうすぐ73年目。
しとしと・・・の雨の中で、そんなことを思った梅雨の夕暮れであります。
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