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ホテルグローバルビュー函館(旧ホテルパコ函館)のお知らせ・ブログ
函館の歴史を見てきた日本最古のコンクリート電柱
更新 : 2008/11/12 15:56
皆様いかがお過ごしでしょうか?
函館は11月というのに日中暖かい日々が続いてます(^^;)
そしてクリスマスファンタジー2008開催までもう1ヶ月をきりました(=⌒ー⌒=)
その会場の赤レンガ倉庫に近い場所に、この電柱はあります。
この電柱は、1923年(大正12年)に当時の函館地域の電力会社だった函館水電(現北海道電力)が建てた、角すい型の珍しい電柱です。(底辺47.4p四方、柱頭19.5p四方、高さ10m。設計者・葛西民也氏)
当時は木柱が普通でしたが、大正10年の函館大火などを機に耐火性を備えたコンクリート建築物による建物が普及し始め、当時の北海道拓殖銀行が耐火洋風建造物を新築する際にそのモダン建築に合わせ、玄関を挟んで2本建てられました。(当時はモダン夫婦電柱といわれ話題となった)
しかし、昭和46年の道路改良工事に伴い1本が撤去され、残り1本は何度かの延命化工事により今なお現役として、街の移り変わりを見守っています。
そんな中、平成8年2月、最古柱の近くに同型の電柱を製作し、25年ぶりに夫婦電柱が復活。縁結びのシンボルとして、また観光名所のひとつとして四角い電柱が人気を集めています。
ただ、結構見つけにくい場所にあるのでここを通っても気付かない観光客もおられるとか・・・。
12月に函館へお越しになる方は、クリスマスファンタジーに行くついででもいいので、探されて見てはいかがでしょうか?
(以上 フロント係 山内でした。)