現在、テレビ朝日で放映している仮面ライダーW（ダブル）
http://www.tv-asahi.co.jp/double/rider/xtreme.html
正直、はまりまくり（*^_^*）
子供と一緒に毎週楽しんでいます。
仮面ライダーは小学生のころまではよく見ていました。
私の頃は、初代仮面ライダーからの流れで、確か仮面ライダースーパー１。
手袋を変える事で長所を変える、その当時では画期的な仮面ライダーでした。
そんな
仮面ライダーと疎遠だった私が、仮面ライダーWにハマった事には理由があるのです。
ある日の日曜日にテレビにかじりつくように見ている４歳の長男。
どうも見ているのは仮面ライダー。
しかしここからちょっと違和感が。
仮面ライダーという過去の経験から主人公が一人だという前提条件が
この仮面ライダーWは違う。
なんと２人で一人の仮面ライダーダブルに変身するのです！
仮面ライダー一人の体の中に２人の人格が同居しながら戦っている姿に
興味を感じ、その日さっそくカメンライダーWをレンタルビデオ屋に借りに行ったのです。
この仮面ライダーWを見ていると、すっごく深いテーマが隠されているのが見えてきました。
“同意と承認”
“ヘーゲルの弁証法”
この２つのテーマが私には見えました。
同意と承認というのは、人間が生きていくためには第３者の承認を得なければ生きていけないという事。
普段何気なく暮らしていますが、私たちは第３者の同意と承認によって力を発揮（やる気）します。
その第３者の同意と承認が強くカメンライダーWから感じました。
さらに、ヘーゲルの弁証法。
これはテーゼ（命題）とアンチテーゼ（反対命題）。この二つがぶつかる事でジンテーゼ（統合）が生まれます。
そして、この二つのぶつかり合いの上位概念（アウフヘーベン）が仮面ライダーをさまざまな姿に変えるのです。
主人公の２人も全く逆の性格です。
感情的でハードボイルドな性格のショウタロー
論理的で世界のアーカイブにつながる天才　フィリップ
このま逆なもののぶつかり合い。

自分の逆の意見は人は認めようとしません。
しかし、それを認め統合というアウフヘーベンをすると新しい価値観が生まれる。
他人を認め自分を認めてもらう。
第３者の同意と承認。すっごく哲学的です。