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イギリスアンティーク食器【スージー・クーパー】
更新 : 2011/7/9 15:10
今日はイギリスのアンティーク食器、スージー・クーパーについてご紹介したいと思います。
スージー・クーパーという名前はイギリスのアンティークがお好きな方はきっとご存知かと思いますが1920年頃から活躍した女性食器デザイナーの名前です。植物などをスージー・クーパーの目線で描いた女性らしい、淡い色合いの優しく温かい雰囲気の特徴があります。
スージー・クーパーは1902年にイギリスのスタッフォードシャーのバーズレムの裕福な家庭に7人兄弟の末っ子として生まれました。
小さな頃から絵を描くことが大好きな子供だったそうで時には何時間も熱心に絵を描いていたそうです。父親のジョン・クーパーは石油会社や農場、食料品店、雑貨店などを経営し地方裁判官を勤めるほどの名士でしたが、もともと病弱であったそうで1914年2月に亡くなり、その後家業は3人の兄達が継いでいたのですが第一次世界大戦による人手不足の為、私立学校で寮生活を送っていたスージーも家業を手伝う事となり学校中退を余儀なくされました。
それからスージーは自分の可能性を広げるために夜間のタイピング学校に通い、その後バーズレム・アート・スクールに転入し素描や植物画を学びました。恩師ゴードン・フォーサイスに進められ芸術大学に奨学金制度で進学しようとしましたが学生のスージーには条件を満たせず、当時ゴードン・フォーサイスがフリーランスのデザイナーとして契約していたグレイ社に就職しました。
当時のイギリスは階級を重視しており中流階級の家庭で育ったスージーの立場は弱く、ファッションに関わる仕事を希望していたものの陶器の絵師として働いていました。しかしそれが今のスージー・クーパーとしての第一歩となり、グレイ社を退職すると自分の名前を掲げ会社を立ち上げ現在に至りました。
スージーの作品は世界中のアンティークコレクターに愛されており、今ではスージーの作品はかなり高価で中々手が出ないくらいになっています。石の家でもスージーの作品の内、1930年代ごろの作品と思われるお皿やスープカップ、コーヒーカップセット、ポットなどを置いております。
値段を知ると扱うのが怖くなってしましますがスージーらしい淡い色合いの独特の優しい温かみのある器は石の家の雰囲気によくマッチしているんですよ♪
稀にディナーにも使われる事がありますので探してみて下さいね。
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