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仮想イギリス旅行【コッツウォルズ】カッスルクーム
更新 : 2011/7/11 10:32
こんにちわ!
今日はコッツウォルズ地方の最南端の小さな村、カッスルクームへ出掛けたいと思います。
ここ、カッスルクームは500年前の中世の町並みをそのまま残す、イギリスで最も古い村なんだそうですよ♪
17世紀頃にウールの集散地として大いに賑わった「マーケット・クロス」と呼ばれる屋根付きの中世の市場跡や、
セントアンドリュース教会などが並びまるで中世にタイムスリップしたかの様な感覚を味わえますね。
レンガ造りの建物が並んでいると本当に素敵で普段、絵本の世界でしか知りえない様な村が実在するという事だけでも何だか嬉しくなっちゃいますね。
日本は割りと新しい物好きな人が多いと思いますが、イギリスは比較的に保守的な人が多いようですね。
日本とイギリスの町並みを比べてみても思うのですが日本はごちゃごちゃしすぎて電柱や電線に覆われた、そこにいると気分が悪くなるような町並みが多いです。
それに比べてイギリスなどの地方の町並みの美しい事といったら本当に素晴らしいです。
この違いはどこからきているのでしょうね。
思うにイギリスは19世紀、産業革命によって近代化が進められて行くのですが、ウィリアム・モリスの様に安価で大量生産された美しくないもの、を批判した『アーツ・アンド・クラフト運動』が展開されて行きます。
このモリスの『アーツ・アンド・クラフト運動』はイギリスをはじめヨーロッパ中に思想が広まったとあります。
遠い日本でもこの思想に感化された人がいたくらいですから、もともと保守的で伝統を重んじるイギリスではきっと感化された人も多かったのではないでしょうか。
それが今もイギリス人やヨーロッパの人たちの心に根強く残っているので、コッツウォルズをはじめイギリスの地方の町や村は今も昔ながらの美しさを残しているのではないだろうか・・・と考えました。
100円ショップなどが良い例ですが日本人は使い捨てが大好きです。一方、イギリスやヨーロッパ各地では使い捨てなどせず一度購入したものを修理しながら大事に使い続けている人が多いと思います。日本では失われつつある感性をイギリスでは多くの人が持ち続けているからこその景色なのかもしれませんね。モリスの思想は常に人々の生活と共にあり私達に『アーツ・アンド・クラフト運動』の精神を語りかけているからこそ、今なお世界中多くの人たちから愛され続けているのでしょうね。
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