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    ウィリアム・モリス【いちご泥棒】

    更新 : 2011/8/2 21:28

    こんにちわ!

    今日はウィリアム・モリスのデザインをご紹介します♪
    私もモリスのデザインの中で一番大好きな『いちご泥棒』です。
    実はこの『いちご泥棒』のデザインは石の家の別館6号室のベットカバーにも使用しておりますよ(*^−^*)

    『いちご泥棒』のデザインは小鳥が苺畑にたわわになる苺をついばむ小鳥や、今にも苺を咥え飛び去ろうとしている所が描かれた可愛らしいデザインです。
    このデザインが生まれたのは産業革命が終わった後の『アーツ・アンド・クラフト運動』のさなかでした。
    すでに染色などは手仕事ではなく機械でローラー捺染し大量生産されていたのだそうですが、モリスはあくまでも手作業にこだわり昔ながらの手法で木版を使いインディゴ染めやアカネ染めによって『いちご泥棒』を作りあげました。

    『いちご泥棒』のデザインは旧約聖書に登場する『ノアの方舟』を元に作られたデザインなのだそうで、洪水により地上の生物はほとんど死んでしまい、方舟に非難したノアと一族とそれぞれの動物のつがいだけは助かり、洪水から40日後ノアは水が引いたかを調べるために放った一羽の鳩がオリーブの実を咥えて方舟に戻り、大地が蘇った事を知ったという物語です。

    モリスはノアの方舟の鳩がオリーブの実を咥えて戻った『大地の再生』という縁起の良い物語をデザインのモチーフにしたのだそうですよ。

    『いちご泥棒』のデザインは縁起が良い、というだけでなく産業革命によって安価なものを大量生産させる為に工場が増え、国が豊かになって行く影で破壊されて行く美しい自然や消えて行く動物達を想い『大地の再生』を『いちご泥棒』のデザインを通して訴えていたのではないだろうか・・・と私は考えます。
    これこそがモリスの思想、『アーツ・アンド・クラフト運動』なのだろうと思います。

    モリスのデザインは一つ一つに色んなメッセージを感じ取る事が出来る素晴らしいデザインです。
    こういった芸術の素晴らしい所は人々の生活と共にありながら、モリスの思想や『アーツ・アンド・クラフト運動』の精神を語りかけているから世代を超えて愛され続けているのでしょうね。

    それではまた次回!



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