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ウィリアム・モリス【ウィロー】
更新 : 2011/8/14 22:01
こんにちわ!
今日もウィリアム・モリスのデザインをご紹介致します!
『ウィロー』という柳を描いた落ち着いた印象のデザインで、石の家ではこの『ウィロー』のデザインを別館のお部屋のティーコジーと、ご朝食の際にランチョマットとして使用しております。
何色かのカラーパターンがありますがグリーンが一般的に多いのでしょうか、石の家のランチョマットもグリーンを使用しており、生成り地にグリーンの柳がよく映え朝食に彩を添えています。
モリスのデザインは華やかな植物や可愛らしい小動物が描かれた物が多いのですが、『ウィロー』は柳のみを描いた単色のシンプルなデザインで何とも言えない清々しい雰囲気を感じられます。
日本人にとっても柳は馴染み深いからなのでしょうか、実はモリスのデザインの中でも『ウィロー』のデザインはとっても人気が高く一番人気なのだそうですよ!(石の家の取引先のお店からの情報です)
モリスは前回仮想イギリス旅行でご紹介した『ケルムスコット・マナー』の寝室のファブリックやロンドンの事務所の応接室の壁紙に『ウィロー』を使用していました。
『ケルムスコット村のテムズ河上流の川辺を父と散歩していて、父は時折、風にそよぐしだれ柳をじっと観察し、私に指差し葉の細部まで教えてくれた』とモリス商会の後継者でモリスの末娘のメイ・モリスは後にこのデザインの誕生についてこう語ったそうです。
モリスは自然と自然が作り出す美しさを心から愛し、生きる喜びの元であった自然に対する愛着をデザインにして自然への想いやメッセージをデザインに込めて今も多くの人々に自然の大切さを訴えかけ続けています。
モリスのデザインを見ながらモリスの思想をなぞっていると今日の社会や日常がくだらないものの様に思えてきます。
欲を追求し続け目先の利益の為に汚され破壊されていく自然を見れば人間の度を越えた欲望はいつかは破滅を招くのだと、遠い時代にモリスは既に未来を見ていたのでしょうね。
石の家はモリスの思想をしっかりと引き継いで行きたいと思います。
それではまた次回!
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