こんにちわ！

今日はウィリアム・モリスデザインの『コンプトン』を紹介致します。
コンプトンは１８９５年にダールによってデザインされたもので、ウォルヴァ―ハンプトンという町にあるコンプトン・ホールというお屋敷のために作られたデザインです。
当初店舗アシスタントとして働いていたダールですがデザイナーとしての才能をモリス自身に見出され、モリスにより職人として育てられた後に認められデザイナーに転身しテキスタイルデザインの部長門となったのだそうですよ。

コンプトンは深い色味で落ち着いた雰囲気ながらも可愛らしいデザインですね。
背景の落ち着いた色合いに浮かぶ可愛らしい草花を描いたコンプトンはとても１００年以上も前に描かれたデザインとは思えないほど新鮮な感覚を味わう事ができ、やはりここにモリスが『現在デザインの父』と呼ばれる由縁があるのだと思われます。
モリスは『Iｆ　I　Can(もし私にできるなら)』をモットーに生活と芸術の一致をモリス商会、アーツ・アンド・クラフト運動を通して訴え続け『家の中に美しくない物と必要と思わない物は置かない』などの名言を残しています。

ちなみに石の家ではコンプトンを別館の５号室の壁紙とカーテン、８号室ではベットカバーとして使用しております。
５号室は石の家で一番雰囲気のある、英国調の強いお部屋だと個人的に思っているのですがコンプトンの落ち着いたカラーと英国調のアンティーク家具の組み合わせは本当に素敵で５号室にいるとまるで英国にいるかのような気分に浸れ私自身一番好きなお部屋なんです。

それではまた次回！