こんにちわ！

今日はモリスの初期のデザイン『デイジー』を紹介致します。
１８６４年にモリスが３０歳の時にモリス商会の２作目の壁紙として作られ当時かなりの人気商品であったデザインです。

モリスのデザインでは一番と言って良いほど可愛らしいデザインですね。
大英図書館にある中世の彩飾写本の挿絵から研究しデザインされたものなんだそうで、デイジーはモリス商会のタイルやステンドグラス、刺繍にもよく使われたのだそうですよ。
どことなく控えめなデイジーが本当に可愛らしいです。
壁紙やファブリックとして使うと、お部屋の雰囲気がグンと華やかになりそうですね。

実はデイジーが誕生したこの年に、モリスはモリス商会の経営不振の疲労もありリューマチ熱にかかります。デイジーはリューマチ熱の回復後に作られたそうで、この一年後にモリス商会の経営悪化のためにジェーンと新婚時代を暮らしたレッドハウスを売却していまい、モリスにとっては波乱の年であった様です。

今年はモリス商会が誕生してから１５０年の年のメモリアルイヤーにあたり、レッドハウスやケルムスコット・マナーなどモリス縁の地では様々な記念イベントが開催され日本でも各誌で特集で取り上げられるなどして今再び世界中から注目を浴びています。

それではまた次回！