四国別格二十霊場をご存知でしょうか？

四国八十八箇所の札所ではないのだけれど、
弘法大師（空海）との縁が深く、
なおかつ、札所間の道中であった為、
昔から、お遍路のついでに立ち寄られる事が多かったお寺さんの内、
主要な２０ヶ所のお寺が集まって、1963年に新しく創設された霊場です。

四国八十八箇所と合わせて巡れば、
お寺の数が合計１０８ヶ所となり、
お釈迦様が分析された煩悩（※人間が持っている苦しみの元となる性質）の数と同じになる事から
「煩悩を滅するのもよし」として、
四国八十八箇所巡礼者の内、１０分の１ぐらいが訪れる人気？のコースとなっています。


今回紹介させて頂くのは、
別格19番札所『香西寺（こうざいじ）』さんです。

81番札所 白峯寺・82番札所 根香寺さんを巡り終わって、
五色台から下山した直後にある大寺院として、今でも多くのお遍路さんが立ち寄る番外霊場となっております。

たびたび火事に遭っているらしく、本堂なども真新しい感じですが、
嫌でも目立つ真っ赤な毘沙門堂の中には、平安時代製の毘沙門天像がいらっしゃるそうです。
※国の重要文化財に指定されています。

毘沙門天は別名「多聞天」
割と何でもお願い事を聞いてくれる“気っ風のいい”神様です。
お願い事をたずさえて是非ご参拝下さい♪


アパホテル<高松空港>から、別格19番札所 香西寺さんへは、
車で約４０分です。

毘沙門堂