明治４０年創業で創業１００年を超える老舗洋食屋さんであり、池波正太郎さんの本にも名前が出ており、夏目漱石さんも食したという、名物「洋風かきあげ」を目当てに伺いました。

店内はちょっと薄暗く　中に入ると昭和の雰囲気が残ったお店でした。常連さんもいましたが、一人でも気兼ねなく入れるお店です。

洋風かき揚げ（900円）にスープセット（200円）をオーダーしました。
まずは　スープが来ましたので　飲んでみます。懐かしい味。

さて、「洋風かき揚げ」は作るのに15分くらい掛かるとのことで　しばし待ちます。
そして出された料理の見た目は　フライドチキンのような様相でなんとも不思議な食べ物でした。
切ってみると黄色いホットケーキというかスポンジケーキのようで、要は玉葱と豚肉と玉子と小麦粉で作られたかき揚げです。

これだけで食すと無味に近い感じでしたので　ソースで味付けをしました。なんとも不思議な感覚。サクサクっといった感じではなかったですね。
名物と書いてあり　あまりにも私が期待しすぎていたのか　意外な感じかな　というのが正直なところ。
付け合せは千切りのキャベツとトマト。今回はスープセットにしたのでスープはつきましたが、１１００円という金額は　ランチの金額としてはちょっとお高めかなと思いました。
男性には控えめな量でありもう１〜１・５割ほど多くても良いのでは・・という気がしました。
味とか価格よりも　かの文豪さんが食べた歴史を感じに行くお店なのかもしれませんね。
今度行く機会があった際は　メニューは結構　豊富なので　ロールキャベツやカレー・ハヤシライスなどを食してみたいですね。

千代田区神田淡路町2-8