今回訪れたのは　○○天国というＴＶ番組でも上位で紹介されたお店「いせ源」さん。
1830年創業で　既に180年を超える老舗。こちらのお店　開業当初はドジョウ屋さんだったそうですが、大正時代にあんこう鍋が人気があったため　アンコウ専門店へ。
また、建物も立派でして　昭和５年築で　先日取り上げました「やぶそば」さんや「竹むら」さん同様　「東京都選定歴史的建造物」に抜擢され　周囲を見渡すだけでも風格が感じられます。

面白いのは時間帯によっては　アンコウが入口のショーウインドーに飾られており　まあ正直言って“グロテスク”。　でもこれが口に入ると美味しいんだろうと期待させる　そんなでっぷりとした姿が拝めるかもしれませんよ。

さて、入口を入るとなんとも昭和のノスタルジックを思わせる雰囲気で「下足番」の方が居て　2階を案内されました。写真が一枚しか添付できなくて2階の写真を掲載できないのが残念なほど。　窓際には簾が下がり、壁には絵画や文字が書かれた額縁が品よく飾られておりました。
外を見ると　最近は高層ビルが立ち並んでしまっているので景観はあまり楽しめないのですが　昭和30年代頃までは遠方まで見渡せたのではないかと思いを寄せてしまう私が居りました。（笑）

さて、メインの食材は青森県や北海道であがったアンコウですが　それを吊して捌くそうです。よくテレビなどで映されるあれですね。
アンコウを食べることが可能な時期は10月〜6月で、それ以外の月となる7〜9月は　ドジョウやウナギを中心としたメニューとなり時期により別の料理が楽しめる　ある意味、2度おいしい店舗でもあるのです。
ちなみに今回私はランチタイムに行き　アンコウの柳川鍋の御膳と　別にアンコウの唐揚げも食しました。

以前　茨城の那珂湊辺りであんこう鍋を食べたことがあるのですが、そこは海から上がったばかりのアンコウを食べることができ　なんとも贅沢であった記憶が蘇りました。

もちろん今回伺った　いせ源さんも　「名代」となのるだけあって美味しい事この上なかったですよ。
ゼラチン質のコラーゲンも含まれていたようで　なんだか贅沢‥　これは特に女性には喜ばれることでしょう

冬の味覚とも言われるあんこう鍋　夜はけっこういい料金を払うこととなりますが暖かい鍋料理に舌鼓‥なんて　いかがでしょうか。

所在地：神田須田町1丁目11番地1