宿番号:334063
湯元こんぴら温泉華の湯紅梅亭のお知らせ・ブログ
*書 パート31*
更新 : 2012/7/5 14:47
今日は、813号室の書を紹介します。
この詩は、室生犀星さんの有名な詩です。
【原文】
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
【意味】
故郷とは、遠くにいて思い出すものである。
そして悲しくうたうものである。
もしも、
落ちぶれて、地元ではない土地で乞食になったとしても、
(決して)帰るところではないだろう。
一人で都の夕暮れに
故郷を思い出しながら涙ぐむ。
そんな気持ちで、
遠い都に帰ろう。
遠い都に帰ろう。
フロント 十川