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伊香保温泉 和心の宿 大森のお知らせ・ブログ
「徳富蘆花」と「小説 不如帰」
更新 : 2020/11/1 23:55
徳富蘆花は、明治から大正時代にかけて活躍した
作家で、「来世で二人が逢うとすれば、場所は伊香
保だろう」と言うほどまでに愛着の念を抱いた伊香
保に徳富蘆花夫妻は、生涯に10回訪れ、伊香保の
温泉と石段からの眺望や自然をこよなく愛しました。
蘆花の代表作でベストセラーとなった小説 不如帰
(ほととぎす)は、主人公が伊香保の旅館の一室に
いる場面から物語が始まっています。
「上州伊香保千明の三階の障子開きて、夕景色を
ながむる婦人。年は十八九。品よき丸髷に結い
て、草色の紐つけし小紋縮緬の被布を着たり。」
この小説により、伊香保温泉の名が全国に広く知
れ渡ることになりました。昭和2年、重病を患った
蘆花は、療養のため伊香保を訪れましたが、9月
18日に伊香保のお宿「千明仁泉亭」で60歳の生涯
を閉じました。
徳富蘆花記念文学館には、終焉の場となった旅館
の離れが移築・復元されています。
(広報 しぶかわ 11月1日号より)
徳冨蘆花記念文学館
群馬県渋川市伊香保町伊香保614番地8
TEL 0279-72-2237
※写真や書簡、遺品、文学作品など蘆花に関する
様々な資料を揃えた展示館もあり、豊富な展示
資料からは蘆花の生い立ちや、時代背景につい
ても触れることができます。
皆さん、お出かけ下さい。
小説 不如婦(ホトトギス)
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