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    【元観光ドライバーが教える京都雑学】〜韋駄天〜

    更新 : 2022/6/24 10:36

    本日は【元観光ドライバーが教える京都こぼれ話】〜韋駄天〜をご案内致します。

    京都のお寺には写真のような仏像が拝観チケットを購入する建物に安置されている箇所が多く存在します。

    例えば、天龍寺・建仁寺・龍安寺など基本的には臨済宗のお寺には、よく安置されている傾向があります。

    こちらは「韋駄天」(いだてん)という方なのですが、なぜこの韋駄天が拝観チケットのところに安置されているかをご紹介します。

    まず多くの寺院の拝観チケットを販売しているところは「庫裏」(くり)と言って、昔は炊事場として使用されていた場所です。

    なので、皆さんがお寺に拝観するために入る建物の入り口は勝手口と言って台所の横にある玄関ということになります。

    国民的アニメの「サザエさん」に出てくる三河屋のサブちゃんがいつも入ってくる入口ですね。

    では、なぜこの韋駄天が元台所に安置されているかと言うと・・・

    話はブッダが生きていた時代に遡ります。

    ブッダの教えには、殺生をしてはいけないという教えがあります。

    そのため、ブッダの弟子は動物を殺して食べ物にすることは禁止されています。

    そこで、空腹に我慢していた弟子は韋駄天に相談に行きます。

    そして韋駄天が妙案をブッダに提案します。

    韋駄天は1秒間に地球5周するほど脚が速いのですが、

    「ブッダさん、ブッダさんの殺生してはいけないという教えは素晴らしいです。しかし弟子たちはお腹が空いて困っています。 そこで私に1つ妙案がありまして・・・」

    「動物が寿命で亡くなった瞬間を見計らって、脚の速い私がその動物を拾って集めてきます。その動物は私は殺していないので、それを食べることは殺生していないので、食べても大丈夫ですよね?」

    確かに殺していないよね。ということでブッダのOKが出ます。

    そうして、韋駄天は毎日弟子たちのために動物をかき集めてきてくれました。

    そうやって毎日食材を運んできてくれる韋駄天に感謝を込めて弟子たちは走ってくださるという意味を込めて「馳走さん」と呼ぶようになりました。

    勘の良い方なら、もうお気づきですよね?

    そうです、日本人がご飯を食べ終わった時に言う「ご馳走様でした」という言葉の語源になった方なのです。

    毎日ご飯を食べ終わった後に、皆さんは知らず知らずのうちに「韋駄天さん」に感謝をしているということになります。

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