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    【元観光ドライバーが教える京都話】〜祇園祭編〜

    更新 : 2022/7/9 11:14

    【元観光ドライバーが教える京都話】〜祇園祭編その2〜です。

    今回はお稚児さんについてご紹介します。

    祇園祭では、写真の真ん中にいらっしゃる白い顔の少年が長刀鉾に乗っているのですが、

    こちらは「お稚児さん」と言って、神様の使いとして長刀鉾に乗られます。

    そして祇園祭の開催期間中である7月1日から7月31日まで、このお稚児さんは

    地面に足を触れてはいけないという決まりもあります。

    そのため、お稚児さんが移動する際は、大人がお稚児さんを担いで移動します。

    このお稚児さんは祇園祭の開催神社である八坂神社の宮司さんのこども??

    と思うかも知れませんが、実はそうではありません。

    毎年京都市内に住む基本的には8歳から10歳くらいの男の子が選ばれます。

    どういう選考基準かどうかは定かではないのですが、基本的にはお金持ちの家のお子様が多いです。

    というのも・・・

    お稚児さんに選ばれたら、お稚児さんの衣装やその両親の衣装、そしてお稚児さんに選ばれたから

    ということで、ご近所さんや関係各所にお金を配る風習があります。

    正確な金額は定かではありませんが、トータルで2000万円を超えると言われています。

    そんな金額を払えるご家庭となったら、お金持ちの家でないと払えないですよね。。。

    ちなみに毎年5月15日に開催される葵祭に関しても、こちらは斎王代と言って

    18歳から25歳くらいの未婚の女性が選ばれるのですが、こちらもお稚児さんと同様に

    約2000万円くらいの費用が掛かります。

    ただそんな大金を払ってもお稚児さんや斎王代に選ばれることは名誉なことなのです。

    京都の由緒ある家庭では、男の子が生まれたらお稚児さんに、女の子が生まれたら斎王代に。

    ということがあるそうです。

    ちなみに家庭によっては子供、親、祖父の3代お稚児さんをやっているとか、

    お母さまが斎王代をやっていて、お子様がお稚児さんをやっているという家庭もあります。

    一般庶民では考えられない金額を払える家庭ではないと、斎王代やお稚児さんになれないという

    お話でした。

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