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おごと温泉 びわ湖花街道のお知らせ・ブログ
おはな踊り
更新 : 2012/8/14 11:35
滋賀県彦根市に隣接している甲良町北落の日吉神社では、毎年8月21日に境内で行なわれる「おはな祭り」が行われます。踊りの起源はわかりませんが、村人の水への願望と、竜神との約束を違えたために命を絶たれたおはなという美女の悲運物語が、雨乞祈願の踊りとなったといわれています。
或る時、おはなという娘が病気になった。娘は鈴が岳の池の神に平癒を祈った。自らの純潔を神に奉げてである。
平癒後、おはな はしかし結婚し、神の怒りに触れることとなる。池の神、すなわち龍神は おはなに、髪を切って自らに従うよう告げる。おはなは毛を切って村人に渡し、池に投げ入れるよう託す。村人がそのようにすると、おはなは息をひきとった。絶命の時、村人に、日照りの時に訪ねてくれれば雨を降らす、と言い残したという。
胸に太鼓、背中にホロをつけた若者が舞い、その周りを浴衣を着た子供と白襦袢を着た大人が踊るもので、踊られるテンポがよく雄壮で華麗な踊りからは雨乞いというよりも、雨が降っての歓喜と感謝の踊りではと感じられます。