春先頃から、近所にたいやきのお店がぽつぽつ増えるようになり、「何が起こってるんだろう？」と気になっていたのですが、調べてみましたところ、今年２００９年はたいやき生誕１００周年という記念すべき年だったようでして、それに乗っかってたいやきブームが静かに訪れていたようです。
そんな中でもひときわ目立つのぼりを風にはためかせていた、“白いたいやき”の「藤家」というお店に初潜入。ちょうどおやつタイムだったせいか、熱でむんむんの店内は少し行列が出来ておりました。テレビでも紹介されていたみたいで、全国的に人気店なんですね！（あまりテレビを普段見ないもので、情報通にはほど遠い私です・・・）

購入したのは、チョコレートと、期間限定抹茶あんのふたつです。
茶色くぱりっと焼きあがった皮こそが最大の特徴であるはずのたいやきですが、見ての通りのお色。すでにたいやきではないのでは？いやでも、見た目は完全に「鯛」ですぞ・・・？としばし困惑しつつ、試食。

驚くほど、生地がもちもちです！写真では伝わりにくいのですが（すいません）、生地が伸びる伸びる。とりあえず中身を見たいと思い、半分に割るのに一苦労なぐらいもちもちの生地がチーズか何かのように伸びるのです（笑）。ここのたいやきは、いったん冷ました物を売る方針のようですが、冷めていてもこのもちもち感が生きていて、新食感がクセになりそうでした。この色合いともちもち感はどこから来るのやら？皮に関しては「秘伝」とのことで、もしや豆乳？とひそかに予想をしつつ。それにしましても、緑色の抹茶の方は一応「あんこ」が入っているのでよいとしても、中身がチョコレートのものに関しては、もう本当にたいやきと呼んでいいのかどうか迷うところですね。もちろん王道のつぶあん（１００％十勝産とのこと♪）もありますが、カスタードやら生キャラメルなんてのもメニューには載っておりました！
こういう和と洋がうまい具合に手を組んだお菓子が本当に最近増えているなあと感じます。すごいアイディアを持っている人が世の中にはたくさんいるんだなあ・・・と変なところで感心しつつ美味しく味わい、大満足のフロント・ハマダでした。